2021 年5 月7 日(金)に分析チーム(6人)でお米の食べ比べ(食味官能審査)を実施しました。使用するお米は、①南相馬市産の天のつぶ、②会津産のひとめぼれ、③新潟県産のコシヒカリの3品種です。また今回は食べ比べの実施と併せて、南相馬市産天のつぶの粒の硬さも検証しました。
検証の手法は学生が考案し、以下のような内容で実施しました。
仮説)南相馬市産の天のつぶは、他品種に比べて粒がしっかりしているのではないか。
- 手順① 同じ炊飯器を使用し、同じ条件で3品種を炊飯する(米の分量は2合)
- 手順② 米が炊けたら、水に浸ける。水の温度と経過時間は以下の3パターンで実施。
ⅰ. 水に1分間 ⅱ. お湯で1分間 ⅲ. お湯で5分間 - 手順③ 水分を切り、重さを計る。
以上の内容で検証した結果、食べ比べでは天のつぶの粒は他品種と比べるとしっかりしていると感じるのですが、3品種とも同じような数値となりました。今後も試行錯誤を重ねて、南相馬市産天のつぶの品質特性の分析を進めていきます。