飯舘村フィールドでは7月9日、福島市の椏久里珈琲を訪れ、飯舘村出身のオーナー、市澤秀耕さんに震災の前から現在までの話を聞きました。

飯舘村は震災後、全村避難となり、2017年に避難指示が解除された後も近隣の避難先にとどまっている人が多くいます。飯舘村で「野菜と自家焙煎珈琲の店 椏久里」を営んでいた市澤さんも避難して福島市内で営業を再開し、2019年以降は飯舘村のブルーベリー畑を管理しに通っているそうです。この日は、元飯舘村役場職員の市澤さんに、椏久里珈琲の経営で大切にしていること、飯舘村での暮らし、村役場職員としてかかわった村づくり事業、住んでいた地区の震災後の状況、脱サラ・創業の経緯と農業への思い、などを話してもらいました。学生たちは事前に質問を準備して臨み、追加の質問も出るなど熱心に学んでいました。市澤さんが3種類のコーヒーを用意してくれたので、おいしいコーヒーを飲みながらのひとときになりました。

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